たった4カ月でフロントスリーの牙城を崩すコロンビアの新時代 英紙が発表した21-22シーズン最高の補強は誰?

リヴァプール移籍で一気にワールドクラスへ上り詰めたルイス・ディアス photo/Getty images

すぐさまフィットし、CLでも活躍した

CLではビジャレアルを破り、未だ4冠の可能性を残すリヴァプール。プレミアリーグでは自力優勝の可能性はないが、今最も勢いのあるチームといっても過言ではない。

しかし、そんなチームにも不安要素はある。モハメド・サラーがここ4試合でゴールを奪えていないのだ。プレイ自体の質は落ちていないが、得点が決まらない。それでも、リヴァプールは負けずに勝ち続けている。それは新加入のルイス・ディアスが思った以上の存在感を示しているからでもある。

母国コロンビアでキャリアをスタートさせ、ポルトで欧州挑戦となったディアス。昨季はリーグ戦で6ゴール5アシストとまずまずのプレイヤーだったが、今季はリヴァプールに移籍するまでの前半戦で14ゴール4アシストと飛躍し、冬の移籍市場でイングランドに上陸している。

今でこそ大成功の移籍となったディアスだが、当初は最大6000万ユーロにも上る高額な移籍金に対して獲得に懐疑的な声はあった。5大リーグ未経験、今季になって大きく伸びた選手と不安とする理由も分かる選手だった。

だが、そんな心配は杞憂であることをディアス自身が証明して見せた。突破力のあるドリブルにチャンスメイク力、大事な試合で決められる決定力の強さや守備での献身性と挙がればキリがないほどに強みがあり、すでにリヴァプールでは5ゴール3アシストを記録している。

英『The Guardian』では21-22シーズンも終盤になったということで今季の移籍成功ランキングをトップ10まで発表している。上位を見てみるとクリスタル・パレスのコナー・ギャラガーやマンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドがいるが、1位には彼らを差し置いてディアスが選ばれている。「チームに加わってからまだ4カ月しか経っていないことが信じられない」とフィットする速度を高く評価しており、今季の最高の補強は彼で間違いないか。

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