“16歳でデビュー”を飾った衝撃から約3年 古橋、前田らの陰に隠れてしまっているセルティックFWのこれから

セルティックで出番のないカラモコ・デンベレ photo/Getty images

伸び悩んでいる

10代でトップチームデビューとなれば彼らに降り注ぐ期待とプレッシャーは計り知れない。バルセロナのガビ(17)とペドリ(19)はそれらを跳ねのけて素晴らしい選手として躍動しているが、誰も彼もがこのように順調なわけではない。セルティックの下部組織で育ち、2019年5月19日のハーツ戦でプロデビューしたFWカラモコ・デンベレは今伸び悩んでいる。

衝撃の16歳デビューから時間が経ち、現在デンベレは19歳となっている。しかし、あれから継続した出場機会は得られておらず、トップチームでの出番は10回のみ。1ゴールは挙げたが継続した出番はなく、今季は足首の怪我で大きく出遅れてしまった。また、デンベレが務める前線は古橋亨梧、前田大然をはじめとする大型補強で新顔が多く入っており、彼らが今季結果を残しているため、なおさら出番を得るのは難しいか。

英『THE SPORTSMAN』では「カラモコが次に選ぶクラブは彼にとって重要になる」と報じており、セルティックに未来はないと主張している。実際に契約は2022年と今季までであり、延長の話は聞こえてこない。そこで英紙は兄であり、現在はボーンマスに在籍するFWシリキ・デンベレからインスピレーションを得るべきだと助言している。シリキは今でこそ、イングランドの実質2部であるチャンピオンシップを戦うボーンマスの主力選手だが、以前は3部相当であるフットボールリーグ1でプレイし、評価されてボーンマスに引き抜かれた。元フラムのスコット・パーカー率いるチェリーズは現在2位と、来季昇格してプレミアを戦うチームになる可能性がある。まずはプレイして評価されることが大事であり、そうすればおのずと道は見えてくるはずだ。

輝いていた16歳のときから少しギャップがあるものの、まだ19歳と非常に若いデンベレ。英紙によれば最近出場したBチームの試合では躍動していたと報じられており、これかのキャリアに期待だ。

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