フラムで9ゴール7アシストのコウチーニョ風MF 来季リヴァプールに何をもたらすことができるのか?

フラムで躍動するファビオ・カルヴァーリョ photo/Getty images

19歳ながらフラムをチャンピオンシップ優勝に導いた

今でこそチェルシーのメイソン・マウントやリース・ジェイムズはトップカテゴリーであるプレミアリーグでプレイしているが、以前はイングランドの実質2部であるチャンピオンシップに在籍していたこともある。チャンピオンシップは人材の宝庫であり、フラムに所属するMFファビオ・カルヴァーリョも前述した2人と並んでプレミアを驚かせる存在になるだろう。

ポルトガルのベンフィカユースで育ち、その後フラムの下部組織に加わり、2020年にトップチームデビューを飾ったカルヴァーリョ。19歳と非常に若い選手で、イングランド代表、ポルトガル代表の2つを選ぶことができる。多数のビッグクラブが獲得を目指しており、リヴァプールに来夏から加わることになると移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏が伝えている。

攻撃的MFを本職としており、フラムではトップ下で起用されている。アタッキングサードで創造性を見せる選手であり、8番の役割を得意としている。プレイの中で左に流れることが多く、リヴァプール加入となれば左インサイドハーフとなるか。チアゴ・アルカンタラやナビ・ケイタとポジション争い争うことになるだろう。
英『The Athletic』では「ファビオ・カルヴァーリョがリヴァプールに何をもたらすのか」という特集を行っており、創造性、ボールを前進させる技術、得点力、守備への献身性の4つの武器が輝くようになると主張している。
リヴァプールで守備強度が証明されれば、攻撃の駒として重宝することになりそうだ。現状のインサイドハーフは、チアゴ、ケイタ、ジョーダン・ヘンダーソン、ハーヴェイ・エリオット、カーティス・ジョーンズらの名前が挙がるが、より攻撃的な駒はエリオットくらししかおらず、そのエリオットより存在感を示すことができれば一気に自身の地位を確立することができる。求められているものは大きいが、フラムで見せたパフォーマンスを披露すれば評価されるのは間違いない。

英紙ではフィリペ・コウチーニョ風と呼ばれ期待されているカルヴァーリョ。今のリヴァプールは乗りに乗っている世界最高峰のチームであり、来季で一気に名を揚げることになる可能性は十分にありそうだ。

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