またザルツブルクから若き逸材FWが4大リーグへ? ミランも目を付けるロコ・シミッチとは何者か

ミランなどが獲得に動いているとされるザルツブルクのシミッチ photo/Getty Images

まだ今季はリーフェリングでのプレイが主だが

近年、オーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクからは、数多くの若手有望株が欧州4大リーグへと渡っている。ドルトムントのFWアーリング・ハーランドを筆頭として、今季も欧州で躍動しているザルツブルク産の選手は多い。

そんななか、今夏にはまたもザルツブルクから欧州4大リーグクラブへと優秀な若者がステップアップを果たしていくのだろうか。今、注目を集めているのはU-21クロアチア代表FWロコ・シミッチだ。伊『calciomercato』によると、同選手には現在ACミランをはじめとした複数の欧州有力クラブが今季終了後の獲得に関心を抱いているという。

今季はここまで、ザルツブルクのセカンドチームであるリーフェリングでの活動を中心にシーズンを過ごしているシミッチ。現在は公式戦27試合の出場で20ゴール6アシストの成績を残しており、その高い攻撃性能を遺憾なく発揮している。190cmの長身を活かしたポストプレイの上手さに加え、相手DFとの駆け引きや一瞬でシュートコースを見つける判断力の早さも彼の持ち味だ。さまざまな武器を持った長身ストライカーという点では、ハーランドにも似た雰囲気を感じることができるだろう。
「ロコには大きな可能性を感じるし、並外れたメンタリティが備わっていることも見て取れる。まだ若いけれど、その能力の高さはすでにクロアチアリーグでも証明済みだよ。本当に素晴らしい選手なのは間違いない。数年後にはハーランドのようになっているかもね」(独『Spox』より)

そんなシミッチに関して、昨夏の加入時にはザルツブルクのスポーツディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏もこのように語っている。今はまだ無名かもしれないが、夏の移籍市場では早くも欧州4大リーグへと飛び立っているかもしれないザルツブルクの新たな逸材。もしかすると、ハーランドに続く逸材は案外早く登場するのかもしれない。

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