冨安、南野らの評価に並ぶ日も近い? プレミア行き濃厚な中盤の後釜となりそうな守田英正の現在地

守田英正への評価は思っていたよりも高いものなのかもしれない photo/Getty images

今後が楽しみな選手である

先日、ポルトガルリーグの強豪スポルティングCPがサンタ・クララに所属する守田英正の獲得を目指しているという話が出てきた。その後、メディアに対して移籍を希望していると話したことが原因で守田が懲戒処分となったようだが、移籍の話は進んでおり、27日に首脳陣の話し合いで去就が決まるとポルトガルメディア『A BOLA』が報じている。

同紙では守田の売却が予想されているが、これは大きなステップアップとなる。守田を獲得したいと考えているスポルティングCPは[3-4-3]を採用しており、ダブルボランチを務めるマテウス・ヌネスとジョアン・パリャーニャに放出の噂が出ている。ヌネスはマンチェスター・シティ、パリャーニャはウルブズが獲得を目指しており、イングランド方面からの関心が強い。そこで彼らの後釜として守田の白羽の矢が立ったわけだが、プレミアの上位勢に引き抜かれる選手の穴を埋めるプレイヤーとして守田の名前が挙がるということは、ポルトガルリーグでの評価が相当高いと考えてもいいだろう。

それはサンタ・クララでのスタッツが証明しており、インターセプト数39回はチームトップ、パス成功本数888本はチームで2番目の成績であり、パス成功率はここまで81%と高水準を誇っている。ボールを刈り取る技術とゲームを作る能力の高さがスタッツに表れており、『TRIVELA』では「サンタ・クララでは欠かせない選手として地位を確立し、特にゲームを見るビジョンとパスの質が非常に高い」と称賛している。

日本代表では中心選手も、注目度合いとしてはアーセナルの冨安健洋やリヴァプールの南野拓実に劣ってしまう守田。所属リーグ的にも仕方ないのだが、スポルティングCPに加わり、CLでも戦うことになれば現状とは比にならないレベルの選手となれるか(データは『SofaScore』より)。

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