もうミランにドンナルンマの影はない 前任者を忘れさせたメニャンの大活躍

今季ミランで抜群の安定感を誇っているメニャン photo/Getty Images

攻守で抜群の安定感を誇る

現地時間15日に行われたセリエA第33節のジェノア戦にて、2-0で勝利を掴んだACミラン。前節までのリーグ戦2試合ではスコアレスドローという結果に終わっていた同クラブだが、彼らは実に7試合ぶりの複数得点を記録して暫定首位の座をキープすることに成功している。

そんなミランだが、攻撃陣が久々の複数得点を奪った一方で注目したいのが6試合連続でのクリーンシート達成だ。近頃は攻撃陣の不調にばかり注目が集まっていた同クラブだが、それでも最低限の勝ち点を拾うことができていたのはこの鉄壁の守備があってこそ。ディフェンス陣の奮闘なくして、今のミランはないと言っても過言ではない。

なかでも、チームを最後方から支えるフランス代表GKマイク・メニャンの仕事ぶりには特筆するべきものがあるだろう。昨夏イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの退団に揺れたミランだが、この新たな守護神はファンの頭から前任者の存在を完全に忘れさせることに成功。安定したセービング技術や正確無比なフィード能力は間違いなくミランを攻守両面で支えている。
そして、そんなメニャンの今季セリエAにおけるセーブ率は驚異の80.9%を記録している(データサイト『FBref』より)。これはリーグNo.1の数字とあって、彼がどれほどミランが披露する鉄壁の守備に貢献しているかは窺い知ることができるだろう。今回のジェノア戦でも好セーブを披露するシーンは見て取れ、この6試合連続クリーンシート達成という記録も彼の存在があったからこそ成し得たものと言って差し支えない。

ミランを最後方から支える頼れる絶対的守護神。ドンナルンマを忘れさせたフランス代表GKは、これからも攻守に渡ってロッソネリに貢献し続ける。

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