チームのために“92分”からでも走れるか シャビが取り戻したバルサ・プライド

バルサを指揮するシャビ photo/Getty Images

チームに戻ってきた規律

11日のレバンテ戦は3-2と少々苦しんだが、バルセロナはリーグ戦で怒涛の7連勝だ。シーズン途中からシャビ・エルナンデスに指揮を託したのは大正解で、早くもバルサ完全復活となりつつある。

やはり攻撃に迫力が出てきたのは大きく、レアル・マドリードとのクラシコを4-0で制するなどシャビ率いるバルサの攻撃は威力満点だ。

年明け以降のリーグ戦12試合では実に8試合で複数得点を奪えており、レアル戦の他にもアトレティコ・マドリード、バレンシア、アスレティック・ビルバオ、オサスナ相手に4ゴール奪っての勝利を収めている。
攻撃的なマインドをチームに植え付けたのはさすがだが、シャビの手腕で光るのは攻撃面だけではない。戦術以外にも、チームに規律を植え付けた部分が評価されている。

スペイン『SPORT』によれば、シャビが重視したのは2点。まずはチームのために汗を流せるか、そして92分からでも喜んでピッチに入れるかどうかだ。

92分、つまりは後半アディショナルタイムからのプレイとなるが、これに文句なく対応するメンタリティが今のバルサでは求められている。何よりもチームファーストに動くことが重要なのだ。

このメンタリティ、そしてピッチ上で披露する攻撃的なフットボールに磨きがかかれば、来季はリーグ制覇も狙っていけるだろう。プレイの面だけでなく、メンタリティの部分でもバルサのプライドを取り戻したシャビの手腕は世界的に高い評価を得ている。

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