オファーを提示すれば案外すんなり獲得可能? マンUが狙うドルトムントの右SB

マンUの獲得リストに浮上しているとされるムニエ photo/Getty Images

「ノーとは言いたくない」

2022年夏の移籍市場にて、マンチェスター・ユナイテッドは新たな右サイドバック獲得に動くのか。今季はアーロン・ワン・ビサカが評価を落としている同クラブ。彼から出場機会を奪ったディオゴ・ダロトも奮闘を見せているが、ひとつ補強ポイントとして同ポジションは挙げることができるだろう。

では、右SBを補強することとなれば、マンUは誰を確保しに向かうのか。英『Daily Mirror』によると、現時点で候補に浮上している選手は何名かいるようだが、なかでも同クラブが関心を寄せているのはドルトムントのベルギー代表DFトマ・ムニエ(30)だという。バルセロナとの争奪戦になることも予想されるが、即戦力を欲しているマンUはそれでも彼の確保へと向かう可能性があるようだ。

現在こそ怪我の影響で離脱を余儀なくされているものの、今季はドルトムントで右サイドバックの主力として公式戦26試合に出場しているムニエ。昨季こそ本来の力を発揮できずに批判の対象となることもあったが、21-22シーズンになってからの同選手はその評価を再浮上させている。果敢な攻撃参加の威力は絶大で、マルコ・ローゼ監督の下では絶対的な主力になったと言っていいだろう。マンUの右サイドにも変化をつけることができるはずで、加入となれば同クラブにとっては大きな戦力となるだろう。
加えて、ムニエ自身もビッグクラブからのオファーがあれば、それを受け入れるとの意思を示している。蘭『Het Laatste Nieuws』のインタビューにて、同選手は「想像してみてほしい。ドルトムントも十分に大きなクラブだが、バルサはさらに興味深い存在だ。レアルやバイエルン、そしてユナイテッドもね。基本的にそういったクラブに対してノーとは言いたくないよ。そう言うのは心理的に簡単なことじゃない」と語っているのだ。ドルトムントが納得するような適切なオファーさえ提示できれば、このムニエ獲得は案外すんなりと成立するかもしれない。

マンUが狙いを定めるドルトムントのベルギー代表DF。選手本人は移籍に前向きな姿勢を示しているが、はたしてその結末はどうなるか。今後の動向には注目したい。

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