今季もバイエルンには届かないのか ドルトムントから遠のく“優勝”の二文字

前節までなんとかバイエルンを追走していたドルトムントだが…… photo/Getty Images

ライプツィヒ戦完敗で逆転は困難に

今季はマルコ・ローゼ監督を新指揮官に据え、2011-12シーズン以来10季ぶりとなるブンデスリーガ制覇を目指すはずだった。しかし、2021-22シーズンも彼らがマイスターシャーレを手にすることはないのだろうか。

実質的な終戦と言ってもいいかもしれない。現地時間2日に行われたブンデスリーガ第28節にて、これまで首位バイエルンを6ポイント差で追っていた2位ドルトムントはRBライプツィヒ相手に1-4の完敗。これにより、今節フライブルクに勝利したバイエルンとの勝ち点差は「9」に。残り6試合での逆転は相当に苦しくなってしまった。

加えて、このライプツィヒ戦の内容もドルトムントにとってはダメージの大きいものだった。現地では試合前から「好調ライプツィヒ相手にドルトムントはかなり苦しい戦いを強いられるだろう」との見方も多かったが、それでも1-4という結果はショッキングと言えよう。30分までにMFコンラード・ライマーに2ゴールを許すと、57分にはMFクリストファー・エンクンクにもダメ押しの3点目を献上して3-0に。ドルトムントも84分にFWドニエル・マレンが一矢報いる得点を挙げたが、時すでに遅し。バイエルンとのポイント差が開いたこともそうだが、今季のタイトルレース脱落を決定づけるほどに落胆してしまう敗戦となったことは間違いない。
これまでなんとか優勝への希望を繋いできたドルトムントだが、さすがにここからの逆転はもう不可能か。魅力的な選手こそ揃っている同クラブではあるものの、今季もリーグタイトルには手が届かないことが濃厚となってしまっている。

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