北マケドニアの自信を打ち破った存在感 大きすぎる先制弾の起点となったC・ロナウド

ポルトガルの勝利に貢献したC・ロナウド photo/Getty Images

B・フェルナンデスのゴールをアシスト

FIFAワールドカップの欧州予選プレイオフ決勝で、ポルトガルと北マケドニアが対戦。ブルーノ・フェルナンデスが2ゴールを決めて2-0で勝利したポルトガルがW杯の本大会出場を決める。今試合でアシストを決めたクリスティアーノ・ロナウドは、自身の存在感を北マケドニア相手に知らしめる活躍となった。

イタリアの猛攻を耐え凌ぎ、プレイオフ決勝の舞台へと突き進んだ北マケドニア。欧州王者を破った彼らのプレイには揺るぎない自信が感じられ、実際に前半の中ごろまではポルトガルが攻め入るも決められないシーンが続いていた。

イタリア戦の再現もあるのではと抱かせた期待を打ち破ったのが、C・ロナウドの存在だった。32分に北マケドニアのパスミスをB・フェルナンデスが奪うと、C・ロナウドへとパスを送る。序盤にも同選手の単独突破でピンチを迎えていた北マケドニア守備陣は、C・ロナウドへプレッシングをかける。
するとC・ロナウドは十分にマークを引きつけたタイミングで横にいたB・フェルナンデスへラストパスを送る。B・フェルナンデスが難なくゴールネットを揺らして高速カウンターから大きな先制点を奪ってみせた。

北マケドニアからすればミスからの痛い失点だったが、C・ロナウドのスピードと存在感は圧倒的だった。さらに同選手は序盤の決定機を外しており、北マケドニア守備陣からすれば自ら打ちにいくと考えたかもしれない。そのような状況下でC・ロナウドは十分に守備陣に自身を注視させたうえで、隣でフリーだったマンチェスター・ユナイテッドの相棒にフィニッシュを委ねた。世界最高峰のプレイヤーの存在が、北マケドニアの自信を打ち砕くゴールを演出したのだ。

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