リーガで“11ゴール”のFWもスタメンに入れない ポルトガル代表の厚すぎる攻撃陣

今季バレンシアで結果を出しているゲデス photo/Getty Images

プレイオフ・トルコ戦でも出番なし

今のポルトガル代表は前線が激戦区だ。特にこの4年間で若手が伸びており、前回のワールドカップ・ロシア大会メンバーの中には出番を掴めなくなった者もいる。

その1人がバレンシアで活躍する25歳のFWゴンサロ・ゲデスだ。

ゲデスは4年前のロシア大会でクリスティアーノ・ロナウドとともに3試合に先発していた選手だが、そこから思うように成績を伸ばせなかった。
その間にジョアン・フェリックス、ディオゴ・ジョタ、ラファエル・レオンらが成長し、ゲデスは昨夏のEURO2020で出番をもらえず。カタール大会へ向けた欧州予選も主力にはなれず、24日に行われた欧州予選・プレイオフのトルコ戦でもベンチに座ったままだった。

先発を任されたのはロナウドとジョタ、途中からはフェリックス、レオンも出番が与えられたが、ゲデスは彼らより序列が下との評価か。

バレンシアでは今季リーグ戦で11得点5アシストを記録しており、かなり良い状態にあるはず。それでも出番を掴めないところにポルトガル攻撃陣の層の厚さが表れており、ワールドカップに出場できれば屈指のタレント集団と注目されるのは間違いない。

プレイオフでは同ブロック最大のライバルと思われたイタリア代表が北マケドニア代表に敗れる波乱が起きており、ポルトガルは決勝で北マケドニアに勝てばワールドカップ出場が決まる。油断できないが、明らかな格下ではある。ポルトガルにとってはラッキーな結果と言えよう。

この魅惑の攻撃陣を是非ともカタールの地で見てみたいが、北マケドニア戦でも前線は決定的な仕事ができるか。

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