シック、ヴィルツと共にレヴァークーゼンをけん引 エンクンクとPSGからやってきた25ゴールに関与する男

プレミア方面から熱視線を寄せられているムサ・ディアビ photo/Getty images

優秀な若手だ

ブンデスリーガはバイエルン・ミュンヘンの一強状態が目立つリーグだが、ボルシア・ドルトムントをはじめ数クラブは彼らに追随する力を秘めている。今季ここまで3位のバイエル・レヴァークーゼンもその一つだ。リーグタイトルを手にしたことはないが、安定して上位でフィニッシュしており、今季はCL出場権を獲得できる4位以内につけている。

そんな今季のレヴァークーゼンを象徴するのが、優秀なアタッカーたちだ。エースのパトリック・シックはここまで20ゴールと得点を量産しており、29ゴールのロベルト・レヴァンドフスキを追っている。18歳のフロリアン・ヴィルツも7ゴール10アシストとすでに昨季の記録を更新した。左ひざの前十字靭帯断裂という大けがを負ってしまっており、残念ではあるが、復帰を待ちたい。

シック、ヴィルツに続いてレヴァークーゼンが保有する3人目の優秀なアタッカーが、ムサ・ディアビだ。フランスの強豪パリ・サンジェルマンのユース出身であり、2019年にドイツにやってきている。ライプツィヒのクリストファー・エンクンクも同じくPSGからドイツに来ており、境遇は似ている。昨季は4ゴール10アシストとチャンスメイカーとしてチームに貢献していたが、今季はここまで12ゴール7アシストを記録。得点面で大きく飛躍し、ELを合わせれば25ゴールに関与している。

サイドを主戦場とするドリブラーであり、両サイドでプレイできるユーティリティ性を持っている。ドリブルだけではなく、クロスの質も高く、今季は得点量産とシュート面での改善も見られている。そして何より22歳と若い。

独『Sport1』によるとプレミア方面からすでに熱視線が寄せられており、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、ニューカッスルが獲得に手を挙げているという。移籍金は6000万ユーロ(日本円にして約79億円)になると報じられている。

エンクンクと同時期にブンデスリーガにやってきたディアビ。今季は結果を出しており、来夏ステップアップとなるのだろうか。

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