“メガクラブ化”目指すニューカッスルの補強策が意外に堅実 トルコNo.1GKへの注目

トルコ代表でもプレイするチャクル photo/Getty Images

5大リーグの選手だけがターゲットではない

昨年10月にサウジアラビアの政府系ファンド『PIF』による買収が決まり、すでに今冬にもMFブルーノ・ギマランイスやDFキーラン・トリッピアーなど積極的な補強へ動いたニューカッスル。

今後も補強に資金を投じていくと予想されるが、狙っているのは超大物ばかりというわけではない。意外にも目の付け所が良いと評判なのだ。

トルコ『Aspor』などによると、現在ニューカッスルはトルコのトラブゾンスポルでプレイする25歳のトルコ代表GKウグルカン・チャクルに目をつけているという。トラブゾンスポルといえば今季のスュペル・リグで2位に15ポイント差をつけて首位を快走しているクラブであり、成績は21勝7分1敗と安定感抜群。失点もリーグ最少の23点に抑えられている。
そこの守護神こそチャクルで、首位を走るチームながらチャクルのセービング数はリーグで3番目に多い101本を記録している。セービング数1位のアルタイ所属GKマテウシュ・リスの105回とほとんど差がなく、そのアルタイはリーグで17位と低迷している。それを考えると、トラブゾンスポルの守護神チャキルは首位チームの割に忙しい。

そのセービング数は1つの評価ポイントとなるはずで、5大リーグ挑戦も可能と考えられているGKだ。25歳はGKとしては若手に分類することもでき、上位進出を狙うニューカッスルとしては理想的なターゲットと言えるのではないか。

5大リーグのメガタレントばかり狙うのではなく、他のリーグにも目を向けてスカウティングしている点は面白い。いきなりタイトル奪取を狙うというよりは、地道に一歩ずつ上を目指していく考えなのだろうか。ニューカッスルは今冬の補強もヒットさせており、今夏の動きにも注目が集まる(数字は『WhoScored』より)。

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