“忘れられた存在”となるわけにはいかない レンタル先で怪我に苦しむマンU戦士の運命は

現在はナポリにレンタル移籍しているトゥアンゼベ photo/Getty Images

今冬レンタル先変更も……

2020年10月に行われたチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦では、対峙したフランス代表FWキリアン・ムバッペを抑える活躍も披露した。しかし、あれからもうすぐ1年半が経過しようとしている現在、マンチェスター・ユナイテッドのセンターバックはレンタル先で苦しむこととなっている。はたして、今後の彼は一体どうなってしまうのか。

その選手とは、現在マンUからナポリにレンタル移籍しているDFアクセル・トゥアンゼベ(24)だ。身体能力の高いCBとして、自慢のスピードを生かしたカバーリング能力などに定評がある同選手。先述したムバッペ相手のマッチアップで能力の高さを示すなど、マンUでもその将来には期待をかけられていた。

しかし、昨今のトゥアンゼベはやや苦戦中。今季前半戦は経験を積むためにアストン・ヴィラへと武者修行に向かったが、シーズン途中から就任したスティーブン・ジェラード監督の下ではほぼ出場機会を得られず。冬にはナポリへレンタル先を変更することとなった。だが、ここでもトゥアンゼベのプレイタイムはわずかなものとなっており、ここまでの公式戦出場は2試合のみ。現在は腰の怪我による離脱を強いられることとなっている。
レンタル先変更で一度仕切り直すはずだったものの、怪我の影響によって新天地でもうまくスタートを切ることができていないトゥアンゼベ。英『Daily Mirror』もそんな彼の境遇を“悪夢のローン”と表現しつつ、「レンタルは裏目に出た」と綴っている。アストン・ヴィラ、そしてナポリでなかなか思うような時間を過ごすことができていないマンUのセンターバック。近いうちに戦列へ復帰するとの報道もあるが、はたして彼はここから逆襲を図ることができるか。このまま“忘れられた存在”となるわけにはいかない。

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