ギャラガー・ロスに備えるクリスタル・パレス 代役となるのは今季怪我で出場機会を失ったレアルの魔術師

今季は怪我で前半戦を棒に振ってしまったセバージョス photo/Getty images

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パトリック・ヴィエラを招聘し、若手路線に舵を切った今季のクリスタル・パレス。ウィルフレッド・ザハのようなベテランも活躍しているが、軸を担っているのはマーク・グエーイやコナー・ギャラガーといった若手であり、今後楽しみなチームの一つである。

しかし、そのギャラガーはチェルシーからのローンプレイヤーであり買い取りは難しいだろう。すでにトッププレイヤーであり、ローンの延長は現実的ではない。

そこでパレスは早くも代役探しを始めており、英『90min』によるとレアル・マドリードのダニ・セバージョスに興味を示しているという。

レアル・ベティスで頭角を現し、2017年にレアルへ引き抜かれている。しかし、地位を確立するのは難しく、2019年から2季連続でアーセナルにローン移籍している。そこではある程度出場機会を得ると、今季は満を持してレアルに復帰。しかし、東京五輪で負った怪我が思いのほか重症となり、今季の初出場は年明けの1月8日に行われたバレンシア戦で、欠場はそこまで続くことになった。

復帰後は起用されているがスタメンはなく、今季はここまで33分しかプレイできていない。また、彼がプレイする中盤はエドゥアルド・カマヴィンガの加入もあってさらに層が厚くなっており、序列でいえば高いほうではなく、そこでパレスは彼に目を付けたようだ。

パスやドリブル、シュートと攻撃面で高いテクニックを持つセバージョス。今季8ゴールを決めているギャラガーほど数字では期待できないが、技術面ではギャラガーを上回る。守備面は向上されており、運動量も多い。ギャラガーと共通点は多く、獲得できれば活躍は見込める選手だ。

セバージョス獲得に向けて1500万ポンドを用意しているといわれるパレス。代役としては適任だが、獲得となるのだろうか。

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