意地のPKストップに至近距離でのセーブも 早々に流れを渡さなかった浦和の守護神

神戸戦に出場した西川 photo/Getty Images

西川がPKを止めて覇気を見せた

浦和レッズは明治安田生命J1リーグでヴィッセル神戸と対戦し、2-2のドローで終えた。今試合でも好セーブを見せたGKが西川周作だ。今季キャプテンに就任した男は、高い集中力でPKをストップするなど存在感を見せた。

開幕戦を落としホームでの初勝利を狙いたい浦和だったが、ピンチは早々に訪れる。松崎快がペナルティエリア内で大迫勇也を倒し、VARの末にPKの判定が下された。8分での失点のピンチにチームの主将が立ちふさがる。

キッカーの武藤嘉紀は思い切りよく真ん中にボールを蹴る。西川は身体は左側に傾くものの、残った足でボールを弾きだしてPKをストップ。決定的な場面で好守を見せてチームを救う。

その後武藤の意地の一発を決められて先制点を許してしまった浦和だが、PKのストップはチームの気持ちを上向かせるプレイとなったことだろう。失点直後にすぐに取り返すと、柴戸海が逆転ゴールを決めて明本考浩が退場処分となるまで、浦和が試合を優位に進めていた。

もしPKがあのまま決まってしまったら、逆転までの流れはなかったかもしれない。西川は今試合でセーブ数「3」を記録し、決定機を止めて守備陣をけん引。キャプテンが見せた覇気がチームを盛り上げた(データは『SofaScore』より)。

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