相性最悪のトッテナムに、最大のライバルであるマンUも 負傷者目立つシティに襲いかかる厳しい日程

スポルティング・リスボンに快勝も選手層の薄さが目立ったシティ photo/Getty Images

連戦連勝で潜り抜けたい

5-0でスポルティング・リスボンを倒し、CL決勝トーナメントラウンド16の1stレグで大きなアドバンテージを得たマンチェスター・シティ。アウェイゴール制度が廃止となってしまったが、5点差を2ndレグでひっくり返されることはそうそうないか。

そんなシティだが、気になるのは怪我人の多さだ。スポルティング戦ではここ最近ベストなパフォーマンスを見せている11人だったが、ベンチを見てみると攻撃的な選手はジェイムズ・マカティ、リアム・デラップ、カイキと若手の選手しかおらず、交代でピッチに投入されたのはデラップだけだった。

この状況が続くことになればシティとしては非常に苦しい。ここまでのジョゼップ・グアルディオラの起用法的に若手を先発させることは少なく、右からリヤド・マフレズ、フィル・フォーデン、ラヒーム・スターリングの誰かが離脱することになれば攻撃的な選手がいなくなってしまう。
前線での主な離脱者はガブリエウ・ジェズス、ジャック・グリーリッシュとなっており、ジェズスは代表で、グリーリッシュはトレーニングで負傷している。

怪我人を複数人抱えて今後はリーグ戦に臨むことになるのだが、かなりハードな相手がシティを待ち構えている。まず、20日のホームトッテナム戦だ。今季の両チームの出来を見る限りそこまで心配ないとの声もあるが、開幕戦でシティはスパーズのソン・フンミンの一発の前に沈んでいる。ポゼッションとカウンターを武器とするチームの対戦とあって相性が悪く、ここ5戦で2勝3敗と負け越している。他にも新政権となったエヴァートンや最大のライバルであるマンチェスター・ユナイテッドなど、難しい相手が並んでいる。リーグで結果を残すためにもここからは全勝がほぼ必須であり、怪我人が出ないことを願うばかりだ。

起用の少ないデラップら若手を計算しなければ19人とスモールスカッドな今のシティ。冬の移籍市場で複数の選手を放出したアーセナルでも20人であり、シティの少なさが分かる。

怪我がなければ問題なかったのだが、前線の2人が同時に離脱となるのは苦しい。ひとまずCLで大きくアドバンテージを得ており、あとは怪我人が復帰するまでは若手を上手く活用するしかなさそうだ。

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