チェルシーの伝説へ “700万ポンド”で来たDFはCL、EL、プレミア、CWCすべてを制した

CWCのトロフィーを手にするアスピリクエタ photo/Getty Images

450試合以上に出場するレジェンドへ

12日にクラブワールドカップ決勝でブラジルのパルメイラスを撃破し、ついに世界の頂点に立ったチェルシー。

この優勝により、チェルシーでほぼすべてを勝ち取った存在となったのがDFセサル・アスピリクエタだ。

チェルシーといえば何かと高額補強の目立つクラブではあるが、アスピリクエタは超低コストで獲得できた選手だ。2012年にマルセイユからやってきたアスピリクエタにかかった移籍金は700万ポンドとなっており、貢献度から考えれば大バーゲン価格だったと言える。
アスピリクエタはチェルシーでプレミアリーグ、FA杯、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、UEFAスーパー杯、EFL杯、そして12日にクラブワールドカップを制した。チャンピオンズリーグに加えてヨーロッパリーグまで獲得しているのが特長的で、やや浮き沈みがあった近年のチェルシーをアスピリクエタは支え続けてきたのだ。

何より凄いのは大きな怪我をしていないところで、昨季までアスピリクエタは全シーズン40試合以上に出場している。おそらくは今季も超えてくるだろう。派手さはないかもしれないが、1対1に強い堅実な守備とリーダーシップはチェルシーの最終ラインに欠かせないものだ。

クラブでの通算出場試合数は450を超え、立派なレジェンドDFと言えよう。獲得したタイトルの数、種類から見ても、アスピリクエタはチェルシーで最も成功した選手の1人になった。その貢献度はチェルシーサポーター全員が認めていることだろう。

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