インテルの頼れるウイングバックに称賛を 左サイドを制圧したペリシッチ

ローマ戦でいぶし銀の活躍を見せたペリシッチ photo/Getty Images

ローマ戦で好パフォーマンス

現地時間8日に行われたコッパ・イタリア準々決勝にて、ASローマを2-0で下したインテル。この試合では多くの時間で主導権を握り、同クラブは完勝と言える内容で準決勝へと駒を進めることとなっている。

そんなローマ戦にて、インテルが掴んだ勝利の立役者となった選手といえば誰か。まず多くの人が思い浮かべるのは、先制点を挙げたFWエディン・ジェコ、2点を挙げたFWアレクシス・サンチェス、決定的なピンチを防いだDFミラン・シュクリニアルあたりかもしれない。しかし、この試合では出場時間を通して左サイドを制圧していた左ウイングバックの貢献も見逃すことはできなかったはずだ。

その左ウイングバックとは、もちろんMFイヴァン・ペリシッチのこと。この試合に先発出場を果たした同選手は、巧みなポジショニングと積極的な攻撃参加でローマの右サイドを機能不全とすることに成功した。常に高い位置を取ることを心掛け、抜群のタイミングで前方へと飛び出していく彼の対応には、対峙したローマのリック・カルスドルプも相当に手を焼いていたことは間違いない。同サイドの攻防において、ペリシッチの存在感は圧倒的だったと言っていい。
加えて、開始早々の2分には完璧な高速クロスでFWエディン・ジェコの先制点もアシストしたペリシッチ。その貢献度の高さは間違いなく称賛に値するものだったと言える。A・サンチェスなどの活躍も目立っていたが、やはりこのローマ戦における勝利はペリシッチの貢献によるところも大きかったか。

インテルの左サイドに君臨する頼もしきベテラン戦士。今冬のネッラズーリは同ポジションにアタランタからドイツ代表MFロビン・ゴセンスも加えたが、ペリシッチの活躍からも目は離せない。

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