レンジャーズでの復活を目指すラムジー 首位陥落のクラブを立て直せるか

今季もユヴェントスでプレイしたラムジー photo/Getty Images

ユヴェントスからスコットランドへ

動向に注目を集めていた男がついに移籍を決断した。ユヴェントスからレンジャーズへと加入したアーロン・ラムジーだ。プレミアリーグ復帰も囁かれていた彼は、スコットランドのビッグクラブを選択した。

アーセナルでの活躍から一気にスターダムをかけ上ったラムジー。2012-13シーズンには36試合に出場し、翌年には23試合10ゴール8アシストと攻撃の要として輝く。FAカップ決勝では勝負を決めるゴールで、クラブにタイトルをもたらしている。

プレミアリーグでは11年間の在籍で、245試合に出場して37ゴールを記録した。2019年からはユヴェントスへ加入するものの、出場機会が激減してしまう。今季はセリエAでわずか3試合の出場にとどまるなど、厳しい状況となっていた同選手は冬の移籍市場でスコティッシュ・プレミアシップへの挑戦を決めた。

レンジャーズは昨シーズン、スティーブン・ジェラード監督の下、無敗優勝を記録し、今季も首位を独走していた。しかし指揮官がアストン・ヴィラへ就任することが決まると、日本人選手など積極補強を行ったセルティックが調子を上げる。首位攻防戦となったセルティックとのオールドファーム・ダービーでも0-3と完敗を喫し、首位を明け渡してしまった。

ラムジーとしてはレンジャーズを再び首位へ戻すために主力としての活躍を期待されている。ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督の下で[4-1-2-3]のシステムで戦うレンジャーズではインサイドハーフでの起用が予想される。圧倒的な運動量と献身性を武器にチームの中盤を支えるキーマンとなってくる。ガナーズ時代に見せた得点力も復活すれば、レンジャーズの主力となるはずだ。

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