このままなら《123ゴール》でフィニッシュ? イングランド2部で制御不能なフラム大爆進

フラムでゴールを量産するミトロビッチ photo/Getty Images

直近3試合だけで19ゴール

その破壊力は来季のプレミアリーグでも通用するだろうか。今季ここまでイングランドのプレミア・チャンピオンシップ(2部)で大暴れしているのがフラムだ。

勝ち点54を稼いで首位を走っていることに加え、ここまでフラムはリーグ戦26試合で70ゴールと得点力がとんでもないことになっているのだ。プレミア・チャンピオンシップの歴史において、リーグ戦100ゴール以上を達成したのは2001-02シーズンのマンチェスター・シティ(108ゴール)が最後となっている。

データサイト『WhoScored』によれば、今のペースならば今季のフラムは123ゴールでリーグ戦を終えることになる。やはり最大の注目は27ゴールを挙げて得点ランク首位を快走するセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチだ。
その実力は2部レベルではなく、来季からは確実に5大リーグの1部でプレイすべきだろう。フラムとしてはミトロビッチの去就次第で状況が大きく変わることになりそうだが、2026年まで契約を結ぶミトロビッチが来季もフラムでプレイするならば面白い。その破壊力が1部でも通用するのか楽しみにしているフラムのサポーターも多いだろう。

フラムはここまでリーグトップとなる430本のシュートを打っているが、これは2位WBAの412本とあまり変わらない。しかしWBAの得点数はフラムの半分以下となる31ゴールに留まっていて、ここはやはりエースストライカーの差が出ているのだろう。ミトロビッチの存在は2部の中ではずば抜けている。

直近3試合でもフラムはバーミンガム(6-2)、ブリストル(6-2)、レディング(7-0)と3試合続けて6点以上奪って勝利を収めているが、このまま昇格を決めて来季プレミアでも暴れられるのか。近年は2017-18シーズンにプレミアリーグ昇格を決め、1シーズンで降格し、2019-20シーズンに再び昇格を決めたものの、また1シーズンで降格してしまうというアップダウンの激しい日々を過ごしているだけに、サポーターも次こそはプレミアで残留を決めてほしいと願っていることだろう。

ミトロビッチ以外まだ誰も二桁得点に達していないのは気がかりだが、フラムの破壊力はプレミアでも通用するレベルなのか。このまま昇格を決めた場合は何かと話題になるのは間違いない。

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