ベッカムの18点も射程圏内 ウルブズ戦でまた決めたプレミアが誇る最高のフリーキッカー

ウルブズ戦でゴールを決めたウォード・プラウズ photo/Getty Images

イングランド代表にも選ばれている実力者だ

最もレベルの高いリーグと呼ばれるようになってきたプレミアリーグだが、所属する選手のキック精度もピカイチだ。特にマンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネやリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドはプレイスキックの名手として知られており、A・アーノルドは今季すでに9アシストを記録している。

だが、それをフリーキックに絞り込めば彼らも敵わない人物がいる。サウサンプトンのMFジェイムズ・ウォード・プラウズだ。

セインツの下部組織で育ち、そのまま生え抜きとしてチームを支えているウォード・プラウズ。27歳の選手だが、クラブでの出場数は344試合となっており、今シーズン序盤には2026年までの長期契約にサインしている。

そんなウォード・プラウズだが、前述したようにプレイスキックの技術が高く、直近のウルブズ戦では直接フリーキックを沈めている。ゴールからかなり離れた位置からのキックとなったが、右足を振り抜き、セービングに定評のあるジョゼ・サーからゴールを奪っている。

データサイト『Opta』によればこれまで決めていた直接FKの通算ゴール数が12点となったようだ。プレミアでは歴代2番目の数字であり、マンチェスター・ユナイテッドで活躍したデイビッド・ベッカムが持つ18点まであと6点となっている。

この記録が更新されるのも時間の問題だ。ウォード・プラウズはまだ27歳と若く、これから多くのチャンスに巡り合うことになる。マンチェスター・シティのグアルディオラ監督は英『BBC』にて、自分がこれまで見てきた中で最高のフリーキッカーとウォード・プラウズを称賛しており、彼の記録更新を疑う者はいないだろう。

今季のサウサンプトンはここまで12位と安定して中位をキープしている。その中心には常にウォード・プラウズがおり、彼が今後もクラブを支えることになるだろう。

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