PSVとアヤックスだけじゃない オランダで注目集める“3人”の若手アタッカー

フェイエノールトのシニステラ photo/Getty Images

そろそろステップアップ考える頃か

オランダ・エールディヴィジではアヤックス、PSVを中心に若手が注目を集めており、特にアヤックスでは今もMFライアン・グラフェンベルフ(19)、DFユリエン・ティンバー(20)のオランダ代表コンビを中心に、魅力的な若手が揃う。ただ、エールディヴィジ では他にも注目すべきヤングタレントがいる。

攻撃面で1、2を争うほど伸びているのがフェイエノールトFWルイス・シニステリア(22)だ。シニステリアがフェイエノールトへ加わったのは2018年のことで、当時から突破力の部分は注目を浴びていた。

しかし、今季の注目度は一味違う。1試合平均ドリブル成功数はここまでキャリアハイの3.5回を記録しており、今季ここまでエールディヴィジで1位となる56回のドリブル成功数となっている。現エールディヴィジNo.1ドリブラーと言っていいか。
得点数の方も今季はすでにエールディヴィジでのキャリアハイとなる7得点をマークしており、エールディヴィジ4シーズン目で才能が完全開花した印象だ。コロンビア代表の方では2019年にデビューを済ませているが、2022年は代表でも本格ブレイクの1年となるかもしれない。

フローニンヘンのウンゴニエも注目のタレント photo/Getty Images

ベルギー、スウェーデンからやってきた若者も

注目の2人目は、フローニンヘンでプレイする21歳のベルギー人FWシリル・ウンゴニエだ。ベルギーの名門クラブ・ブルージュの下部組織を経て、2019年にPSVのリザーブチームに加入。2020年にはエールディヴィジのRKCヴァールヴァイクに加入し、昨年にフローニンヘン移籍となった。

右のウイングからセンターフォワードまでこなすウンゴニエは、今季エールディヴィジで17戦7得点とブレイク。まだベルギー代表デビューは出来ていないが、このままステップアップできれば可能性も見えてくるだろう。まずはエールディヴィジ内のトップクラブにステップアップできれば理想的か。

3人目はAZでプレイするスウェーデン代表FWイェスパー・カールション(23)だ。2020年にスウェーデンのエルフスボリからAZに加入したカールションは、主に左のウイングを担当しているプレイヤーだ。

ここまでリーグ戦で8得点を奪っているが、興味深いのはエリア外からのショットだ。ここまでカールションはペナルティエリア外からリーグ最多となる5点を奪っており、得点の半数以上がエリア外からというのは面白い。

アシストの方も6本記録しており、今のエールディヴィジを代表するウイングの1人だ。カールションは昨季もエールディヴィジで11得点9アシストを記録していたため、エールディヴィジで通用するのは証明済み。そろそろ5大リーグ挑戦を考えてもいい頃合いだろう。

彼らは今後の移籍市場でも注目される存在となるはず。やはり話題を集めるのはアヤックスとPSVでプレイする選手たちだが、この3人の今後にも注目する価値はあるだろう(数字は『WhoScored』より)。

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