やはりルカクはチェルシーに欠かせない 痛恨ドローでも見えた抜群の貢献度

ブライトン戦で印象的なパフォーマンスを見せたルカク photo/Getty Images

攻守で効いた大型FW

現地時間29日に行われたプレミアリーグ第20節のブライトン戦(△1-1)にて、終了間際の痛恨の失点を喫し勝ち点3を逃すこととなったチェルシー。同日に開催された試合でマンチェスター・シティが勝利したため、これで首位とは8ポイント差。序盤はタイトルレースの主役になることも期待されたブルーズだが、気がつけばマンCの独走を許す状態となってしまった。

痛すぎるブライトン戦でのドロー決着。しかし、この試合では随所で今後に向けてポジティブな部分も見えた。特に前向きな材料として表れたのはFWロメル・ルカクの奮闘だ。

この試合にて、新型コロナの影響による離脱からの復帰後初先発を飾ったルカク。前節のアストン・ヴィラ戦で途中出場から1ゴール1アシストの活躍を披露した同選手だが、彼は今回のブライトン戦でもチームの重要な戦力として機能。28分にセットプレイから挙げた見事なヘディングでのゴールもさることながら、このベルギー代表FWは精力的な守備でもチェルシーを助ける存在に。自陣でのセットプレイ時にはニアサイドをケアする“ストーン”として相手のクロスを跳ね返し、オンプレイ時にもピンチとあらばバイタルエリアまで戻っての守備も見せた。まさに大車輪の活躍だったと言っていいだろう。
「ルカクはゴールも素晴らしかったが、守備にも奮闘。パフォーマンスは非常にポジティブ」(英『The Athletic』)

「試合には勝てなかったが、ルカクがワールドクラスと呼ばれる理由がわかるゲームになった」(英『THE Sun』)

「土壇場の同点弾でファンの気持ちは落ちたかもしれないが、ルカクのプレイは評価に値した」(英『football.london』)

そんなルカクのパフォーマンスには、各現地メディアもこのような評価を与えている。試合に勝てなかったことは残念だが、頼もしい活躍を見せたエースの働きに関しては称賛すべきだろう。

あとは強豪クラブ相手にどこまでやれるかがカギとなるが、はたして今後のルカクはどこまで本来の姿を取り戻してくるのだろうか。シーズン前半戦にやや足踏みを強いられたぶん、ここからの得点量産には期待したいところだ。

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