将来はリヴァプールの前線を牽引する存在に A・アーノルドも注目する17歳とは

今後のブレイクに期待がかかるゴードン photo/Getty Images

今季トップデビューした逸材FW

かつてはMFスティーブン・ジェラード、そして近年はDFトレント・アレクサンダー・アーノルドといった実力者を輩出したリヴァプールの下部組織。彼らのほかにも、現在の欧州トップシーンには同クラブのアカデミー出身者が少なくなくない。そんな優秀な人材を育成することに長けたリヴァプールだが、彼らにはまたも下部組織から楽しみな逸材が出現している。

その逸材とは、現在リヴァプールのU-23カテゴリでプレイしているFWカイデ・ゴードン(17)だ。今年9月に行われたEFLカップ3回戦のノリッジ・シティ戦にてデビューを飾り、いきなり90分間のフル出場を果たしている同選手。この試合での彼は右サイドのアタッカーとして任されたタスクをきちんとこなし、持ち前のスピードやドリブルでの突破も随所で見せてくれた。逆サイドからのクロスに対する動きも上々で、将来はモハメド・サラーの次を担うエース候補としても期待がかかっている。

デビュー戦以降は再びU-23カテゴリでの活動に戻っているものの、今後もチャンスがあれば積極的に出番を与えてみたい逸材のゴードン。特に現在のリヴァプールはFWハーヴェイ・エリオット(18)が長期離脱中とあって、起用するチャンスも少なくないはずだ。トップでの経験を増やしていけば、そう遠くない未来に戦力となれるはず。現在のゴードンにはそれだけの期待感があると言っていいだろう。
「現時点で最もトップレベルに近いヤングタレントとなると、ハーヴェイがそれに該当すると思う。でも、アカデミーの選手に限定するのなら、その次にあげることができるのはカイデだね。彼も非常に巨大な才能を秘めた選手だと思うよ。一緒にプレイする瞬間が楽しみでならないよ」(英『Daily Mirror』より)

そんななか、アカデミーの先輩であるA・アーノルドもゴードンのことは今後のブレイク候補と考えているようだ。リヴァプールの下部組織でまた育つ巨大な才能。はたして、ゴードンはこれからどこまでスケールの大きな選手となっていくのだろうか。まだ少し気は早いかもしれないが、その成長には注目しておきたい。

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