怪我から復帰後“3試合8ゴール”とエースは絶好調も…… 浮き彫りとなったレヴァークーゼンの課題

フランクフルト戦は2点を取るも5失点を喫した photo/Getty Images

現在ブンデス3位のレヴァークーゼン

今季のレヴァークーゼンは、序盤戦で首位に立つなど好スタートを切った。しかしエースのパトリック・シックが怪我で離脱後は勢いに陰りが見え始め、首位バイエルンとの差は12と広がっている。

そんな状況下で離脱中だったシックが復帰すると、初戦で4ゴールを決めたほか3試合で8得点を挙げており、攻撃陣に勢いを取り戻している。確実に仕留めることができる男は、レヴァークーゼンにとって大きな得点源となっているのだ。

ただシックが復帰した後のレヴァークーゼンの3試合は、1勝1分1敗と調子が上がっているとはいえない。第14節のグロイターフュルト戦は、シックの4ゴールもあり7-1と大勝する。しかし、翌節のフランクフルトには5失点を喫して2-5と敗れてしまう。シックは2ゴールを決めるものの、勝利につなげることはできていない。

第16節のホッフェンハイム戦も同選手の挙げた2点を守り切れず2-2のドローに終わった。エースが得点を積み重ねる一方で拙い守備は改善されておらず、今後も課題となるだろう。ホッフェンハイム戦のスタメン平均年齢は「24.7歳」であり、若いチームは失点を重ねるとプレイが雑になってしまう傾向が見える。

同試合での最終ラインの最高年齢はヨナタン・ターの25歳で、残りの3人は20歳前後とかなり若い。32歳のGKルーカス・フラデツキーを中心にターらが集中力を高めて守備を行う必要がある。好調なシックを支えたいが、守備でも堅守を保つことができるか。

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