全23ゴールのうち8ゴールを決める活躍 バルセロナの“新エース”はより評価されるべき

ここまで8ゴールを決め、攻撃をけん引しているデパイ photo/Getty Images

バイエルン・ミュンヘン戦での活躍に注目だ

直近のビジャレアル戦では3-1と勝利を収めたバルセロナ。CLグループステージでベンフィカに引き分けただけに、悪い流れを引きずりたくなかったが、しっかりと白星を挙げて勝ち点3を積み上げている。

特に追加点のゴールを決めたFWメンフィス・デパイの働きが大きかったか。

結局2点差を付けて勝利したビジャレアル戦だが、76分に同点に追い付かれており、ゴールを取れない時間が続いていた。それだけに追加点を挙げたデパイはより評価されるべきだが、そこまで称賛されているわけではない。

今夏の移籍市場でフランスのリヨンからフリーでやってきたオランダ代表FWは、財政難のバルセロナとしては良い補強となっただろう。人員不足だったアタッカーであり、何より移籍金が掛かっていない。更に今季は既にリーグ戦で8ゴールを記録しており、頼れるストライカーだ。

しかし、周りからの批判がやまないのは大きなチャンスを逃すことが多いからだろう。データサイト『Sofa Score』ではビッグチャンスを逃した回数がデータ化されているが、デパイは9回となっている。バルセロナの中では最も多い数字であり、彼に続くには2回のフレンキー・デ・ヨングと大きく差がある。もちろん、よりゴールに近いデパイの数字が大きくなってしまうのは仕方ないことだが、決定力不足が課題であることは明白だ。前線では今、最も頼りになる選手だけに、改善は必須だ。

リーグ戦全23ゴールのうち、約三分の一のゴールを決めているデパイ。ビジャレアルを突き放すことになった追加点や1-0で勝利したエスパニョール戦での決勝点など、重要な場面で決めており、過小評価されている選手の一人だろう。引き分けとなったベンフィカ戦でゴールを決められていれば評価は変わったかもしれないが、今後の活躍に注目だ。

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