ミランがまさかの《2戦7失点》の大乱調  スクデットへカギ握るはイングランドの番人

前節サッスオーロに敗れたミラン photo/Getty Images

失点数はナポリの2倍

嫌な予感が当たっていくのだろうか。

20日のフィオレンティーナ戦を3-4で落としたミランは、続く28日のサッスオーロ戦も1-3のスコアで落としてしまった。

この2つのゲームに共通しているのは、怪我でDFフィカヨ・トモリを欠いていたことだ。
トモリはフィオレンティーナ戦より欠場が続いており、その時からミランの守備が崩壊するかもしれないとの不安の声は出ていた。今季のミランがリーグ戦で3失点以上喫するのはフィオレンティーナ戦が初めてだったが、サッスオーロ戦でもその嫌な流れが続いたことになる。

昨季も合わせると、ミランがリーグ戦で3失点以上喫した直近5試合のうち、4試合はトモリが出場していなかった。

今年1月のアタランタ 戦(0-3)、2月のインテル戦(0-3)もトモリは出番がなく、唯一0-3で敗れた4月のウディネーゼ戦のみフル出場している。

トモリがミランにとって欠かせないセンターバックになっているのは間違いなく、今後も欠場した際には適切に穴を埋めなければ勝ち点を取りこぼすケースが増えるかもしれない。

ナポリと無敗で首位争いを展開していたところまでは良かったが、ここへきてナポリと勝ち点差が3ポイントついてしまった。

失点数はナポリが7点なのに対してミランは2倍以上の18点。得点数が同じ30点であることを考えると、守備の部分が差になっているのは明らかだ。トモリも今節のジェノア戦で復帰する見込みとなっているが、スクデットへミランは正念場だ。

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