リヴァプールに大敗もそこまで悲観することはない プレミアの第2集団を走るアーセナルの実力

リヴァプールに大敗したものの、そこまで悲観することはない photo/Getty Images

まずはチームの完成度を高めるべきか

先日行われたプレミアリーグ第12節アーセナル対リヴァプールでは、0-4と大敗を喫することになったガナーズ。それまではノリッジ戦から続く無敗記録を継続していただけに、面白い勝負が見られるかに思われたが、蓋を開ければ一方的な試合となってしまった。

特に気になった点はビルドアップの難しさだ。今季のアーセナルは守護神にアーロン・ラムズデールやセンターバックにベン・ホワイト、右サイドバックに冨安健洋が入るなど、組み立てを得意とする選手を配置し、攻撃を活性化させていた。しかし、リヴァプール戦では相手のハイプレスの影響でそのビルドアップが機能せず、厚みのある攻撃を繰り出すことができていなかった。もし、よりスムーズにビルドアップを行えていれば、結果は変わっていた可能性は十分にある。

だが、リヴァプールは世界でも有数の完成度を持つクラブであり、彼らに負けたからといってプレミアで結果を残せないわけではない。リヴァプールのような計算されたハイプレスを仕掛けてくるチームは、他にはペップ率いるマンチェスター・シティくらいだ。これまで通りビルドアップを機能させることができれば勝利が見込め、EL圏内である5位以上でのフィニッシュを狙うことはできそうだ。

障壁となるのは監督を代えたトッテナムと、マンチェスター・ユナイテッドだろう。スパーズとはヌーノ・エスピリト・サント前政権で戦って3-1と圧勝して見せたが、今はアントニオ・コンテが監督になったことで全く別のチームに変化を遂げており、後半戦は以前と同じように勝ち点3を奪えるかは分からない。マンUはまだ前半戦の試合を消化していないが、アルテタにとって負けなしと相性の良かったスールシャールは解任され、まったく未知数のチームとなった。

リヴァプールに圧倒されるも、彼らに続く第2集団の先頭を走っているアーセナル。前線の人員不足は気がかりだが、チームの強みであるビルドアップの精度を高めていけば、プレミアでも上位の実力を持つクラブであることは間違いない。

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