水戸でブレイク間近の20歳FW 昨季J1デビュー戦でゴールを決めた若きエース候補

3点目を決める藤尾 photo/Getty Images

今季は途中加入で8ゴールを記録

水戸ホーリーホックは明治安田生命J2リーグ第40節で大宮アルディージャと対戦。3-1で勝利して7試合ぶりの勝ち点3を獲得した。この試合で2ゴールを決めたのが、今季途中にセレッソ大阪から育成型期限付き移籍で加入したFW藤尾翔太だ。

1-1で迎えた前半ロスタイム、奥田晃也が左サイドから崩すとゴール左で中山仁斗からのパスを受けた藤尾がゴールネットを揺らして逆転弾を決める。さらに圧巻だったのは63分、ゴールキックから中山のヘッドでつなぐと、中央で受けたのは藤尾。ドリブルで突破するとDFを1人かわしてGKとの1対1を冷静にニアポストを狙って追加点のゴールを奪った。

今季は6月から水戸へ加入した藤尾。今シーズンは20試合出場8ゴールを決めている。裏に抜ける技術が高く、縦パスに対して前を向きながら足元にボールをおいてゴールへ襲い掛かる。20歳ながらゴール前での冷静さも持ち合わせているため、今後のブレイク候補筆頭といえるだろう。

昨季はC大阪でJ1でも4試合を経験。デビュー戦となった浦和レッズ戦では終了間際にチームの勝利を決定付けるJ1初ゴールを決めるなど、才能の片りんを見せつけた。水戸といえば今季も浦和へ移籍した平野佑一や、ガンバ大阪へ加入した柳澤亘など過去にも数多くの才能を生み出してきた。水戸での活躍をターニングポイントにして、将来はC大阪を代表するエースとなれるだろうか。

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