後方からのビルドアップでチームの司令塔となったイングランド代表DF ラポルトとの序列は逆転したか

エヴァートン戦でのパフォーマンスは素晴らしかったストーンズ photo/Getty Images

安定感は抜群であった

MFコール・パルマーやMFジェイムズ・マカティらマンチェスター・シティのアカデミー育ちの選手が出場機会を得たエヴァートン戦。結果も3-0と快勝しており、収穫のある試合であった。

そんな中でも後方から安定感を生み出したのはDFジョン・ストーンズだ。

今季は怪我の影響から出番のなかったストーンズ。昨季のパフォーマンスが良かっただけに、今季は難しいかと思われていたが、トフィーズ戦で先発を果たし見事クリーンシートを貢献している。

特に光っていたのは守備での対応か。この試合センターバックでコンビを組んだアイメリック・ラポルトが守備での対応に難があったこともあってストーンズの働きは目立っていた。

データサイト『WhoScored.com』によれば空中戦での勝利数はチームトップとなる5回を記録。勝率は100%であり、エヴァートン側の攻撃をはじき返し続けていた。地上戦でも3回のデュエルを制し、こちらも勝率100%を叩き出している。

また、エヴァートン戦では78%のボール保持率を記録しており、CBであるストーンズがボールを持つ時間は多かった。それでも、ロドリに続く107本のパスを成功させ、後方から攻撃を操っていた。楔のパスは素晴らしく、エヴァートン側のブロックを崩せたのはストーンズの働きが大きい。

昨季はルベン・ディアスと共にシティの最終ラインを支えたイングランド代表DF。コンディション不良から一時はラポルトにポジションを譲ったが、エヴァートン戦でのパフォーマンスならば今後は再びディアス&ストーンズのコンビとなるだろう。

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