ミス連発でも使われるラヒーム・スターリング ペップが彼を継続して起用するわけとは

右ウイングでの起用はスターリングの良さが出たか photo/Getty Images

見事なゴールで先制点をマークした

プレミアリーグ第12節マンチェスター・シティ対エヴァートンの一戦が行われ、3-0でシティが勝利を収めた。この試合、中心選手であるケビン・デ・ブライネとジャック・グリーリッシュの両名を欠くことになったプレミア王者だが、彼ら不在の影響を受けない素晴らしいパフォーマンスで白星を挙げている。

先日のクリスタル・パレス戦での敗戦を払拭するこの試合で先制点を挙げたのは、FWラヒーム・スターリングだった。ここ最近では一番の出来か。

以前まではチームの中心選手だったが、昨季からミスが目立ち出場機会を失っているイングランド代表FW。このまま調子が戻らなければ冬にバルセロナ行きもあると噂されているが、トフィーズ戦ではゴールを決め指揮官であるジョゼップ・グアルディオラにアピールしている。

本職の左ウイングではなく右ウイングで先発したスターリング。彼の武器であるスピードを生かしたシンプルな縦への突破は驚異的であり、対峙したリュカ・ディーニュも苦戦を強いられていた。突破後のクロス精度は気になるが、まずは失った自信を取り戻すことが先だろう。

また、守備での献身性が変わらないことも評価できるポイントか。出場機会を失うことでモチベーションを保てない選手もいる中で、スターリングは腐らずこの試合でもプレッシングを行っていた。試合終盤でも見られており、ペップがスターリングを継続的に起用するのはそういった守備での貢献度が評価されているのかも知れない。

ジョアン・カンセロの素晴らしいラストパスを決め、勝利に貢献したスターリング。右サイドでは左サイドで見られなかった縦への突破が増えるなど、確実にコンディションは戻ってきており、まだ期待しても良さそうだ。

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