C・ロナウドの“異常な”勝負強さはどこから? 守備、運動量の批判はすべて忘れるべし

マンUでもゴールラッシュ披露するロナウド photo/Getty Images

CLでも圧巻のパフォーマンス

やはりマンチェスター・ユナイテッドへ戻ってきたFWクリスティアーノ・ロナウドは不思議な選手だ。

年齢的には衰えてもおかしくないのだが、今も変わることなく終盤に驚異的な勝負強さを見せてくる。

特にチャンピオンズリーグでのパフォーマンスは異常で、奪った5点のうち3点は80分以降に決めている。先日の第4節アタランタ戦も終盤まで1-2とリードを許していたが、後半アディショナルタイムにロナウドの右足が炸裂。あの場面で高難度のシュートを決められるのがロナウドの凄いところで、今季のマンUにロナウドがいなかったらと思うとゾッとする。
ロナウドは批判を受けることもある。特に前線からの守備は貢献が不十分と指摘されることが多く、0-5で敗れたリヴァプール戦でも同様の批判はあった。

しかし、英『Daily Mail』は守備や運動量のデータは忘れるべきと主張する。それだけロナウドの貢献が大きいからだ。

英『BT Sport』にて、クラブOBリオ・ファーディナンド氏もこう語っていた。

「中には彼がハードワークしていない、プレスを十分にかけていないと言う人もいるが、彼はゲームで最も難しいことをしている。ゴールを決めることだ」

ゴールを決めてくれる以上、ロナウドを批判することはできない。かつてアレックス・ファーガソン氏が指揮していたマンUでは「ファギータイム」と呼ばれる終盤の勝負強さがあったが、今のロナウドにもそのDNAが確実に残っている。

ロナウドがいる限り、マンUはチャンピオンズリーグ制覇を狙うべきなのだろう。ロナウドの調子を測るには、ゴールの数字だけで十分だ。

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