ガナーズの冨安だけじゃない 新天地で大きな存在感を放つ日本人DFは

シャルケは板倉が出場後成績が上がっている photo/Getty Images

シャルケで主力となる板倉

アーセナルに加入後、すぐさまレギュラーとして活躍を果たしている冨安健洋。右SBながら存在感を高め、ミケル・アルテタ監督からも大きな信頼を置かれていることだろう。

そんな冨安と同様に今季、他国へと移籍を果たしてすぐさま主力となった男が板倉滉だ。昨季はフローニンヘンで評価を高め、クラブの最優秀選手賞にも選ばれるなど大きな飛躍を遂げた。

その後、板倉が新天地として選んだのは、ブンデスリーガ2部へと降格が決まったシャルケだった。東京オリンピックを戦い抜き、合流が遅れた板倉だったが、チームへ加入後はすぐに主力の座を勝ち取る。

途中出場となったデビュー戦こそヤーン・レーゲンスブルクに1-4と大敗を喫するも、その後は6勝2敗と昇格を狙うチームで3バックの中央としてレギュラーを獲得。加入時に13位だった順位は、現在では3位まで上昇するなどチームを勢いに乗る役割を担った。

最後尾から積極的にポゼッションに参加し、チームのディフェンスリーダーとなっている板倉。パス成功率では「86%」を記録してチームを支えており、守備でも187cmという長身を武器に板倉がスタメンで出場した試合は、クリーンシートを5試合を記録し、大きな存在感を発揮している(データは『SofaScore』より)。

彼の活躍にはドイツ紙『Kicker』も「リーダー的存在」と板倉を評価。初挑戦となるドイツの舞台において「すでに1部のレベルに到達している」と報じている。来季は1部でのプレイを目指し、板倉もシャルケで主力として輝きを放っている。

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