ブレイク候補筆頭FWはフィジカルだけじゃない バイエルンのDFも破った巧みな動き出し

今季ブンデスで7得点を決めているシック photo/Getty Images

バイエルン戦で1得点のシック

レヴァークーゼンはバイエルンとの上位直接対決で1-5と大敗。しかしドイツの絶対王者にも好調のストライカーは牙を剥く。パトリック・シックがゴールネットを揺らし、今季7点目となるゴールを決めた。

試合は5-0とバイエルンが大きくリードして迎えた55分、敵陣中央でフロリアン・ヴィルツがボールを持つと、右サイドにいたシックが中央に抜け出す動きを見せる。そこにヴィルツがタイミングよくスルーパスを供給し、ボールを受けたシックは、ダイレクトで右足を振り抜き、1点を返した。

一度相手DFの背後に動いたシックは前線のスペースを見つけた瞬間、DFの目の前へと動き出しをはかった。シックの動きにヨシプ・スタニシッチは付いていけず、カバーに入ったリュカ・エルナンデスも防ぐことができなかった。

今季は開幕からゴールを量産しており、ブンデスリーガでロベルト・レバンドフスキとアーリング・ハーランドを追走するシック。187cmの長身とフィジカルの強さを武器とする同選手だが、動き出しや最終ラインとの駆け引きでもバイエルン相手に上手さを見せている。この試合では大敗となったレヴァークーゼンだが、彼が再びゴールを揺らし続ければ上位でシーズンを終えることも可能だろう。

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