来季は熾烈な前線争いに殴り込み? レンタル先で武器を増やすマンUの21歳

今季はバーミンガムにレンタル移籍しているチョン photo/Getty Images

先輩の助言を受けて成長中

今夏クリスティアーノ・ロナウドやジェイドン・サンチョが加わったことにより、マンチェスター・ユナイテッドの前線は以前にも増して強力となった。若いメイソン・グリーンウッドも力をつけてきており、定位置争いはいつになく熾烈と言っていい。だが、そんな過酷な前線で生き残りを図るため、武者修行先で下部組織出身のアタッカーは新たな武器を手に入れるのだろうか。本職以外にもプレイ可能なポジションを見つけ、FWタヒス・チョンは進化を遂げようとしている。

今季はチャンピオンシップ(英2部)のバーミンガムにレンタル移籍しているチョン。彼はかねてよりウイングを主戦場とし、切れ味鋭いドリブルを最大の武器とする選手だった。しかし、彼はそのレンタル先で新たな生き残りの道を見つけようとしている。

その道とは、中盤でのプレイだ。2021-22シーズンの同選手は、バーミンガムで本職のウイングもこなしつつ、その一方では攻撃的MFやインサイドハーフの位置で違いを見せつけている。直近のリーグ戦4試合中、3試合は中盤での起用。特に印象的だったのは開幕節のシェフィールド・ユナイテッド戦で、インサイドハーフとして先発出場を果たした同選手はチームダントツのタックル成功数(7回:成功率77.7%)やボールリカバリー数(5回)を記録(データサイト『WhoScored.com』より)。攻撃面だけでなく、彼は守備にも奮闘できる選手に成長しつつある。そして、そんなチョンの成長のカギとなったのは、同じくレンタル移籍で化けた先輩だったのかもしれない。

「ユナイテッドを離れる前に、僕はジェシー(・リンガード)と少し話をしたんだ。そこで彼は僕に成功へのヒントをくれたよ。それは僕にとって本当に素晴らしいものだった。それから、ジェシーはファンの力を借りなさいとも言っていたね。一生懸命プレイしていれば、彼らは必ず君の力になってくれると言っていたよ。それは本当だったね。バーミンガムに来てからというもの、僕はファンやスタッフに助けられてばかりだ。このままもっと成長していきたいね」

バーミンガムへと向かう直前に、リンガードからアドバイスを受けていたというチョン。はたして、守備にも奮闘できるようになった同選手は、ひと回りスケールの大きな選手となって来季マンUに帰還を果たすのだろうか。今後のチョンにはさらに注目したいところだ。

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