いよいよ監督交代に動く? バルセロナの今後を決める重要な決断

早くもクーマン監督の首が危ないか photo/Getty Images

解任を決断するのか

先日行われたカディス戦で引き分け、公式戦3戦未勝利のバルセロナ。指揮官であるロナルド・クーマンには早くも解任の噂が囁かれている。

次の監督として有力候補に挙がっているのが現ベルギー代表監督のロベルト・マルティネスだ。多くのメディアが次のバルセロナの監督になると報じており、既に会談を行ったとの話も出ている。英『90min』によればベルギー代表とは2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会までの契約となっているが2億円程度で引き抜きが可能なようだ。

しかし、新しい監督候補が見つかったとはいえ、今のバルセロナの問題が解決されるわけではない。マルティネスも評価されているが、ベルギー代表ではロメル・ルカク、ケビン・デ・ブライネ、エデン・アザールといった圧倒的な個に依存したサッカーをしており、EURO2020では後手に回っていた印象が強い。クラブでいえばプレミアリーグのエヴァートンを指揮していたが、今の状況を和らげることが出来る監督かと聞かれれば疑問が残る。

他の候補として挙がっているのは現在カタールで指揮を執るシャビか。所属クラブであるアル・サッドでは高い評価を得ており、古巣への帰還も悪くないとは思える。しかし、この状態の悪い中で長く活躍したOBに尻拭いをさせるのはどうなのか。黄金期を支えたレジェンドだけに、もっと良い形でバトンを渡したいはずだ。

マルティネスが最有力候補となっているバルセロナの新監督。現指揮官であるクーマンとしてはアンス・ファティやマルティン・ブライスバイト、ペドリ、セルヒオ・アグエロと多くの主力を欠いており、代役を起用しなければスカッドを埋められない状態だ。このような戦力で批判される監督も気の毒だといえるが、バルセロナは解任を選ぶのだろうか。

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