小さい体からは想像もつかない無尽蔵のスタミナ “ダイナモ”として中盤を支配したマンCの守備マシーン

百点満点のパフォーマンスを披露したベルナルド・シウバ photo/Getty Images

素晴らしい活躍だった

25日に行われたマンチェスター・シティ対チェルシーの一戦。昨季のCLファイナルのカードということもあり、注目の集まる試合となった。また、マンCとしてはチェルシーにトーマス・トゥヘル就任時から勝てておらず、この試合に負ければ4連敗となったが、後半にガブリエウ・ジェズスがゴールを決め、1-0で勝ち点3を獲得した。

その中でも特に目立つ存在となったのがMFベルナルド・シウバか。今季開幕前は退団を希望していたポルトガル代表MF。ミランやバルセロナなど各国の強豪クラブが興味を示したが、結局は残留となった。ペップは移籍を許可していたが、今日の試合を見れば手放してはいけない存在だったことが分かる。

[4-3-3]のインサイドハーフ起用となったシウバ。ビルドアップ時は最終ラインまで下がりつつゲームメイクしており、後方と前線を繋ぐリンクマンとして貢献している。右サイドではジェズスとコンビになったが、突破力には欠けており課題があるとすれば攻撃力か。しかし、それを帳消しにしてしまうほどの守備を見せた。

チェルシーがボールを持った際には9番のフィル・フォーデン、右サイドのジェズス、左サイドのジャック・グリーリッシュと共にハイプレスを掛け、相手の組み立てにプレッシャーを与えることに成功。また、低い位置でブロックを組む際には鋭い読みを見せ、何度もインターセプトを成功させている。更に終盤まで落ちない豊富なスタミナを武器にマンCのハイプレスをけん引しており、90分間チェルシーを自由にさせなかった。

得点に関与することはなかったものの、ダイナモとしてチームに貢献したシウバ。夏には退団を希望しており、今後の去就については不透明だが、手放すべきではない選手だ。

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