まだデ・リフトはワールドクラスではないのか 先輩デ・フライが上との評価も

デ・フライもセリエAで高い評価得る photo/Getty Images

2人の違いは

ユヴェントスに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフトは順調に育っているのだろうか。

デ・リフトが現サッカー界で1、2を争うほど注目されている若手センターバックなのは間違いなく、オランダ代表でも主力の1人だ。

しかし、まだ完成されたわけではない。伊『FC Internews』によれば、フェイエノールト時代にデ・リフトを指導したこともあるコーチのファン・デル・プール氏は現インテルDFステファン・デ・フライの方が上と考えている。
デ・フライもオランダ代表の選手で、セリエAで長く活躍してきた。オランダ代表ではデ・リフトやリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクとポジションを争うライバルでもある。

デ・リフトも優秀な選手だが…… photo/Getty Images

デ・リフトにはまだ不安定なところも

「デ・フライは落ち着きがあり、パワーもある。ずば抜けたスピードはないが、戦術理解力から常に正しいポジションにいる。デ・リフトも素晴らしいフットボーラーだが、彼はまだ学ぶべきことがある。大きな違いとしては、デ・リフトは自分のスピードを信じている。それゆえポジショニングが正しくないことがあり、ファウルが増える。対してデ・リフトは常に正しいポジションにいる。ゲームを読み、次に何が起こるか理解しているんだ」

これは経験値の差もあるだろうが、デ・フライはインテルの最終ラインを統率する役割として評価されてきた。派手さはないが、現セリエAを代表するセンターバックなのは間違いない。

デ・リフトの方は今夏のEURO2020でもチェコ戦で一発退場を喰らうなど、まだバタバタするところがある。オランダ代表が4バックを選択するなら、ファン・ダイクとデ・フライがセンターバックのファーストチョイスになっても不思議はない。

デ・リフトにはユヴェントスのディフェンスリーダーになることが期待されているが、そうした存在になれるのか。まだ現時点ではデ・フライの方を評価するファンも多いかもしれない。

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