ペップはフォーデンを中盤で使いたい? アカデミー最高傑作に期待すること

今季のフォーデンはどのポジジョンで起用されるのか photo/Getty Images

ユーティリティ性が高い選手だ

ダビド・シルバが退団し、フィル・フォーデンが台頭した昨季のマンチェスター・シティ。アカデミー出身であるフォーデンへのクラブからの期待は大きく、昨シーズンは左ウイングとしてチームをCL決勝まで導いた。シルバの後継者と言われていたフォーデンだが、その個での突破力を生かしたサイドが彼に合っていたのか、ラヒーム・スターリングを押しのけマンCでの地位を確立した。

しかし、現状では新加入のジャック・グリーリッシュが左ウイングとしてスタメンに名を連ねている。フォーデンの怪我の影響もあったようだが、既にグリーリッシュはチームの中心選手だ。フォーデンもそのポジジョンで出場機会を争うと思われていたが、どうやらジョゼップ・グアルディオラはフォーデンをインサイドハーフで起用したいと考えているようだ。英『The Telegraph』によるとトレーニングでは既に中盤で起用されており、フォーデンの得点力をサイドではなく、インサイドハーフで発揮して欲しいとのこと。

既にCLでのライプツィヒ戦では後半にケビン・デ・ブライネに代わって中盤で起用されている。短い時間であったためインパクトは残せなかったが、フォーデンに得点力を求めているということを考えれば、一つは彼のミドルシュートに対する期待があるのかもしれない。

昨季のボルシア・ドルトムント戦では素晴らしいミドルシュートを決め、チームを勝利に導いている。マンCではデ・ブライネがミドルシュートを武器にボックス外からの脅威となっていたが、フォーデンも同じようなことが出来れば、相手としても対策が難しくなる。また、今夏の移籍市場ではストライカー獲得に失敗しており、そういったことも踏まえてどこからもの得点が取れるチームにしたいと監督は考えているのか。

グリーリッシュの加入で本来のポジションに戻るフォーデン。今季は怪我の影響から出遅れてしまったが、中盤起用で定位置を掴めるか。

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