サラーに仕事をさせなかった“高速ストッパー” ドイツ代表DFがチェルシーの堅守を支える

持ち味のスピードを十分に発揮 photo/Getty Images

PKの1失点に抑えたリュディガー

チェルシーはリヴァプールと対戦し1-1のドローで終了した。1人少ないチェルシーだったが、逆転ゴールは許さずに勝ち点1を得ることに成功している。

そんなチームで大きな貢献をしたのがアントニオ・リュディガーだろう。対峙する相手はリヴァプールのエースであるモハメド・サラーだった。しかしPKでの失点以外は決定機を作らせずに得点を量産するストライカーを封じ込めた。

高い身体能力とスピードを持ち合わせ、1対1でも無類の強さを持つリュディガー。最終ラインを引いて守るチェルシーに対し、サラーは持ち味であるスピードを活かすことができなかった。さらにリヴァプールがカウンターのチャンスとなり、右サイドから攻め入る場面も、リュディガーの武器である速さと強さを見せてサラーよりも前に出ることでゴールを守り抜いた。

昨季のアンフィールドでの対戦でもリュディガーはサラーを完封。エースにゴールさせなかったチェルシーは1-0で勝利している。昨シーズンの良いイメージもあったことだろう。スピードだけでなくデュエル勝利数「4」を記録するなど、マルコス・アロンソとともにチームの右サイドを制圧した。

彼の安定感のある守備こそが10人になっても動じなかったチェルシー守備陣にも影響していることだろう。右の高速ストッパーがチェルシーの強固な守備を築き上げるのだ(データは『SofaScore』より)。

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