B・シウバ退団なら中盤の構成はどうなる 重要となるのはヤングスターの起用法

今季のフォーデンはどのように起用されるのか photo/Getty Images

器用貧乏になるのは避けたいが適任か

プレミアリーグ開幕戦ではトッテナムに敗れたマンチェスター・シティ。チャンスは多く作っていたものの、カウンターから失点を喫している。この展開は対スパーズ戦ではありがちな試合内容であり、やはり点取り屋であるストライカーの獲得は必須なようだ。

悩みの種が多いマンCだが、中心選手であるベルナルド・シウバが退団を明言していると指揮官であるジョゼップ・グアルディオラがコメントを残している。チャンスメイカーでありながら汗かき役にもなれる彼はプレミア王者でも唯一無二であり、シウバを失うのは損失が大きい。しかし、スパーズ戦での起用を見る限り、ベンチ入りはしたものの、使われていなかった。終盤には起用されても不思議はなかったが、そうでないということは退団は既定路線なのか。

であれば、中盤の選手が一人減ることになる。特にシウバやイルカイ・ギュンドアンのような中盤のマルチロールは非常に重要だが、シウバがいなくなればギュンドアンにしわ寄せがくることになる。彼も30歳であり、彼に役割が集中することは避けたい。

そこで代役候補となるのはフィル・フォーデンか。昨季は左ウイングとして頭角を現したフォーデンだが、元はインサイドの選手であり、ポジションが元に戻るだけだ。また、スタミナも豊富で、パスやプレスのタイミングやプレイの選択肢などサッカーIQの高さを見せており、シウバやギュンドアンと似たようなタイプだ。彼の推進力のあるドリブルが活かせる左ウイングとしての役割を捨てるのは勿体ないが、ラヒーム・スターリング、ジャック・グリーリッシュと左の人員を見れば、フォーデンを中央で起用するのもありだろう。

シウバの退団でギュンドアンへの負担増加が心配されるマンC。シウバの退団を止めることが難しいのであれば、フォーデンに同じ役割を任せても良いのではないだろうか。

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