ゴールに守備に幅広く貢献 レッズの明本考浩が異なるスタイルでも順応できる理由

浦和でもレギュラーに定着した明本 photo/Getty Images

札幌戦に敗れるも1ゴールを決めた明本

浦和レッズは北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦し、1-2と敗戦した。この試合で左サイドハーフとして先発した明本考浩は、その強靭なスタミナで好守に奔走しチームに貢献した。

2点ビハインドの66分、前線に上がっていた岩波拓也がクロスボールを後ろの明本に落とすと、明本はダイレクトで蹴り込む。シュートは曲がりながら左ポストをかすめてゴールに吸い込まれる。

浦和が息を吹き返す一撃となった明本の得点。岩波の落としに対して左足のアウトサイドで蹴り込まれGKは一歩も動けなかった。スーパーゴールを叩き込んだ明本は、ゴールだけでなく守備でもチームに貢献。終盤にカウンターを受けるものの、最終ラインまで戻って守備を行なうなど献身的なプレイで浦和の左サイドを支えている。

今季、栃木SCから加入した明本。栃木と浦和ではチームのスタイルは異なっているが、どちらのチームにおいても欠かせない存在となっている。それは彼の果てしないスタミナがあるからだろう。どんなスタイルだったとしても90分走り切れる体力を持っている選手は、それだけでチームの武器になる。明本がそれをJ1の舞台で示しているのだ。

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