21-22シーズンのダークホース候補アストン・ヴィラ 躍進のためにも必要なのは次なる司令塔?

ひとまずはブエンディアがグリーリッシュの代わりか photo/Getty Images

ここまでの補強を見る限り次のターゲットは中盤か

ジャック・グリーリッシュのマンチェスター・シティ行きが発表されたアストン・ヴィラ。莫大な移籍金を得たが、ここまでチームを支えたエースの退団は苦しい。それでも、今後の補強次第では大きく評価が変わる可能性はある。

そこで重要となってくるのは今夏での補強だ。現状ではエミリアーノ・ブエンディア、アシュリー・ヤング、レオン・ベイリー、ダニー・イングスといった実力者を獲得している。ブエンディアに関しては昨季キーパス122本を記録しており、実質2部であるチャンピオンシップトップの数字を叩き出したが、いきなりグリーリッシュの役割を背負わせるのは少し酷か。既存戦力を見ても、グリーリッシュに次ぐ6アシストとのベルトラン・トラオレはドリブラータイプであり、5アシストのジョン・マッギンも中盤の選手であるが、攻撃で違いを生み出すタイプかと聞かれれば、適任ではない。

現状ではノリッジ・シティのトッド・キャントウェルをグリーリッシュの後釜候補としている報道もあるが、前述したブエンディアはノリッジからの加入であり、昇格組が2枚の主力を放出するのは現実的ではない。来たとしても23歳とまだ若く、グリーリッシュの穴を埋められる可能性は限りなく低い。まだ移籍市場の閉幕まで時間があり、更にグリーリッシュの移籍金約152億円を使えるアストン・ヴィラ。この金額であれば、さらなる選手を獲得できるがどうするか。今後の動向は注目だ。

積極補強を見せ、21-22シーズンのダークホース候補とされているアストン・ヴィラ。ここまでの補強を見れば期待したくなるが、肝心な攻撃を操る選手の不在は苦しいか(データは『WhoScored.com』より)。

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