平野佑一の加入で広がる中盤の選択肢 浦和レッズが水戸から獲得したMFの強みとは

水戸の中盤を支えた平野 photo/Getty Images

今季はJ2で19試合に出場した平野

浦和レッズは6日、水戸ホーリーホックからMF平野佑一を獲得した。シーズン前には現在浦和の主力となっている小泉佳穂や明本考浩をJ2クラブ(小泉はFC琉球、明本は栃木SC)から獲得しており、新戦力に大きな期待が寄せられる。

平野は大卒4年目となる現在25歳のプレイヤー。ボランチを主戦場としており、中盤からのパスや強烈なミドルシュートが持ち味の選手だ。2年目となる2019シーズンから出場機会を伸ばし、J2通算で68試合出場1得点をマークしている。

国士舘大学では4年生でキャプテンを務めていた平野。当時から類いまれなるパスセンスと広い視野でチームの得点を創出する司令塔だった男は、水戸へ入団すると長谷部茂利監督の下、守備でも大きく成長する。そのプレイは秋葉忠宏監督就任後も変わらず水戸の中盤を攻守両面で支えるボランチだ。

浦和はボランチの層は厚いものの、阿部勇樹に柴戸海、伊藤敦樹など守備能力の高い選手が多い。前半戦はパスセンスに秀でた小泉のボランチ起用も行ったリカルド・ロドリゲス監督だが、ここでボランチを本職とするタイプの違う選手を獲得することで中盤の強化につながり、監督の選択肢も増えたことだろう。9日に再開するJリーグに向けて浦和のさらなるレベルアップに注目だ。

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