イタリア、アメリカ、不気味なカタール W杯・ロシア大会に出場できなかった者たちの奮闘

EURO2020を制したイタリア photo/Getty Images

この3年で勢力図は変わった

サッカー界の勢力図は目まぐるしく変わるものだが、楽しみなのは2018年のワールドカップ・ロシア大会の出場権を逃したチームの頑張りだ。

EURO2020ではイタリア代表が復活を印象付ける優勝を飾り、来年のワールドカップ・カタール大会でも上位進出が期待されている。世代交代をしても試合巧者ぶりは相変わらずで、ロベルト・マンチーニが作り上げたチームは安定感抜群だ。

さらに先日まで開催されていたゴールドカップではアメリカ代表が優勝。フルメンバーを揃える大会ではなかったものの、アメリカもワールドカップ・ロシア大会出場に失敗していた国の1つだ。この一歩は大きい。

アメリカはゴールドカップを制覇 photo/Getty Images

彼らは来年のW杯で結果を出すか

あれから3年ほどでアメリカは世界が注目するヤングスター軍団に変貌しており、来年のワールドカップでもダークホース候補の1つだ。クリスティアン・プリシッチ、ジョバンニ・レイナ、ウェストン・マッケニー、セルジーニョ・デストなど、彼らは世界のトップで戦えるだけの力を備えている。

またゴールドカップではゲスト参加していたカタール代表も奮闘し、FWアルモエズ・アリが4得点を奪って大会得点王を獲得。

カタールといえばアジアカップ2019を制しており、イタリアとアメリカも合わせワールドカップ・ロシア大会に出場出来なかったチームが各大陸のトーナメントを制しているのは興味深い。カタールもこの3年でチームの形が見え、自国開催のワールドカップへ準備が整ってきていることだろう。

イタリアとアメリカはまだ出場できるか分からないが、カタールを含めた3チームがワールドカップでどんなパフォーマンスを見せてくれるのかは非常に興味深い。この3年間で代表戦の勢力図も大きく変わっている。

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