若返りを図るクリスタル・パレス 新指揮官パトリック・ヴィエラの手腕は如何に

実力者を集めているパレスはヴィエラの元、力のあるチームになれるか photo/Getty Images

期待できるチームだ

昨季までクラブを指揮したロイ・ホジソンが退任し、新監督にパトリック・ヴィエラを招聘したクリスタル・パレス。今夏の移籍市場では積極的な動きを見せており、ここまで5名の選手を獲得している。

そのうち、ラコフ・チェンストホヴァから加入したヤロスワフ・ヤッハのみ27歳だが、他の4名は25歳以下の選手となっており、チームの若返りを図っていることが分かる。英『talk SPORT』でも21-22シーズンのパレスの予想布陣について触れられており、前線にはFWクリスティアン・ベンテケ、ウイングにはFWウィルフレッド・ザハが構え、後方には新加入のDFヨアキム・アンデルセンとDFマーク・グエーイのセンターバックが並んでいた。序盤は優秀な選手の寄せ集めといった感じだろうが、戦術が落とし込まれ始めたシーズン中盤あたりには注目だ。

新監督に期待したいのはやはりトップハーフでのフィニッシュか。13-14シーズンにプレミアに昇格して以降、安定した戦いぶりでプレミア常連となっているイーグルズだが、ここまでの最高順位は10位となっており、トップハーフの壁を越えられていない。それでも、毎年どのチームも精力的に選手の補強を行う中で、残留に成功しているのは素晴らしいことだ。が、チームの若返りを図っていることからもクラブとしての成長する意気込みが感じられる。

現状は5名の補強だが、アーセナルのリース・ネルソン、ボーンマスのアルノー・ダンジュマ、ライプツィヒのアデモラ・ルックマンといった攻撃的選手を狙っており、今後も強化が続きそうだ。

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