マンUで燻る25歳の運命は 期待の若手だった男に迫る決断のとき

現在はマンUの一員としてプレシーズンに参加しているペレイラだが、その将来はどうなるか photo/Getty Images

「僕はもう若手じゃない」

優秀なアカデミー出身選手のうちの1人であるのだが、激化する中盤争いのなかではどうしても見劣りしてしまう。そんな現状から脱出するため、25歳の中盤戦士は近いうちにマンチェスター・ユナイテッドを去ることとなるかもしれない。

その25歳とはMFアンドレアス・ペレイラだ。2014年に下部組織からトップチームへと昇格し、2018-19シーズンにはジョゼ・モウリーニョ監督の下で開幕スタメンの座も掴んだ同選手。かつては次世代のマンUを背負って立つ1人として数えられていたはずだが、今やその存在感はすっかり薄くなってしまった。昨季はラツィオにレンタルされリーグ戦26試合に出場したものの、新シーズンにマンUの中盤争いに加わる実力があるかと言われれば怪しいところだ。

そんな事情もあるだけに、ペレイラはそろそろマンUからの脱出も考えなければいけないか。もう若手とは呼べない年齢となってしまっただけに、いつ巡ってくるかわからないチャンスを待ち続けるのは得策でない。手遅れとならないうちに、自分を必要としてくれるクラブで安定した出場機会を得る方が今後のキャリアのためにもなるだろう。
「僕はもう若手じゃない。いつでもプレイする準備はできているし、多くの責任を負うことも問題ない年齢となった。そろそろスターターとして試合に絡みたいね。僕は自分のポジションでチームに何を提供できるかを知っているし、継続的にいろんなことができる。ゴールもアシストも決められると思うよ。中盤の選手には大胆さと自由さが必要だ。僕はそのどちらも持ち合わせていると思う。ユナイテッドで出番を得られないようなら、そろそろ別のクラブへ移ることも考えないといけないかもしれないね」(『TNT Sports』より)

どうやら、ペレイラ自身も今がキャリアの分かれ目だと感じている様子。若かりし頃から大きな期待を背負っていた中盤戦士だが、彼がマンUで過ごす時間には終わりが近づいているのだろうか。ペレイラの決断には注目したいところだ。

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