彼で5人目の獲得となる? プレミア王者はベンフィカのお得意様

ベンフィカには優秀な選手は多いが、グリマルドもその一人だ photo/Getty Images

優秀な選手を多くそろえている

今夏でジャック・グリーリッシュとハリー・ケインの両取りを画策していたマンチェスター・シティだが、計画は頓挫に終わりそうだ。

英『Manchester Evening News』によればマンCはアストン・ヴィラに対し、約150億円でグリーリッシュ獲得の正式オファーをしたと報じている。どうやらアストン・ヴィラ側はそれを受け入れると見られており、間もなく移籍が成立するという。そうなった場合、ケインの獲得はマンCの主力の放出がなければ、財政的に難しいとも報じている。

そこで新たに噂に挙がっているのが、ベンフィカのDFアレハンドロ・グリマルドだ。移籍市場に精通しているペドロ・アルメイダ氏によると、約40億円でベンフィカは放出するとみられている。ケインの獲得がなくなったことで、マンCの財政に余裕ができ、ウィークポイントである左サイドバックの強化にでたと考えられる。

確かに左サイドバックは昨季から気になっていたポジションだ。安定感のあるオレクサンドル・ジンチェンコはいるが、バンジャマン・メンディ、ジョアン・カンセロと安心して任せられる選手は少ない。そこに攻守に強みをもったグリマルドの加入は大きいだろう。

また、グリマルドの加入でジンチェンコのインサイドハーフ起用も行うことができ、戦術の幅が広がる点も評価できる。

これまで、エデルソン・モラレス、ベルナルド・シウバ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロとベンフィカ出身の選手がプレミア王者で高いパフォーマンスを披露しており、グリマルドとしても同郷の選手がいることはプラスだろう。

グリマルドが加われば更に最終ラインが安定することになるマンC。ストライカーであるケインの獲得は破談に終わりそうだが、21-22シーズンのプレミア王者から目が離せなくなりそうだ。

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