サンチョ獲得で連係面は“1ランク上”へ マンUに加わった至高のウインガー

ドルトムント時代から周囲を生かす動きにも定評があったサンチョ photo/Getty Images

マンUを導く存在に

今夏移籍市場にて、マンチェスター・ユナイテッドがドルトムントから獲得したイングランド代表FWジェイドン・サンチョ。その移籍金は7300ポンド(約111億円)にものぼったとされるが、彼はその金額にも見合う実力を備えたアタッカーと言えるだろう。ドイツで大成した超絶テクニシャンは、赤い悪魔の前線で創造性に溢れたプレイを見せてくれるはずだ。

そんなサンチョの加入によって、マンU攻撃陣のコンビネーション向上には大きな期待がかかる。個人技での突破やフィニッシュも素晴らしい新加入FWだが、彼はアシストや味方を活かす動きでもチームに貢献できる。ブルーノ・フェルナンデスやポール・ポグバといった選手以外にも、マンUにハイクオリティなラストパスの供給源が生まれるのは楽しみだ。

「2021-22シーズンはスールシャールやユナイテッドにとってビッグなシーズンになるだろう。そのなかで、サンチョがオールド・トラッフォードの新たなスターになることを期待しているよ。私は彼ほど簡単に相手を打ち負かしてしまうウイングをあまり見たことがない。サンチョは一瞬でDFを躱してしまうんだ」
「そして、マーカス・ラッシュフォードやポール・ポグバといった選手を活かす動きにも期待しているよ。ブンデスでプレイしていた彼は味方を使うプレイも抜群に上手かった。多くのチャンスを生み出し、ボールを持っていない時には味方のためにDFを引きつけるランニングもできる。EURO2020のウクライナ戦でもそういった強みは垣間見ることができたね。私の個人的な意見だが、サンチョはイングランドだけでなく、世界中を見渡しても最高のウイングの1人だと思うよ」(英『Daily Mirror』より)

かつてリヴァプールなどで活躍した元ドイツ代表MFディートマー・ハマン氏も、サンチョにはこのように期待をかけている。はたして、大きな期待を背負ってイングランドに帰ってくるウインガーは、オールド・トラッフォードでどれほどの存在感を示してくれるのだろうか。今から彼のプレイする瞬間が待ち遠しい。

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